投資のための社会勉強

株式投資をするために学んだことを記録する。業界、金融工学、税制度など

【業界研究】人工知能_2018/11/23

はじめに

日経業界地図で最初に紹介されている業界

今回は知名度が低いなと個人的に思った企業に焦点をあてて調査した

情報源

日経業界地図

四季報業界地図

企業紹介

ベンチャー

MUJIN

mujin.co.jp

何をしている?

産業用ロボット開発。特に荷物を積んだりといった高度なことをやるロボット。ピッキングの自動化

いつ誰が作った?

2011年にRosen Diankovと滝野一征が創立

ロセンさんはカーネギーメロン大学のドクターでMUJINの技術面を担う。一方滝野さんはイスカル社で勤務後、MUJINのCEOとして経営、法務などを担う。

財務状況は?

資本金3億4000万円
東京大学エッジキャピタルやジャフコが投資

SENSY(旧カラフルボード)

sensy.ai

何をしている?

  • B to C

SENSY CLOSETというアプリ
洋服タンスの写真を撮ると洋服を一枚一枚認識してくれるアプリ

SENSY BOTというアプリ
BOTとの会話からユーザの好みの洋服を学習し推薦する

  • B to B

需要予測やターゲティングメールの送信といった機械学習タスク

いつ誰が作った?

2011年、日本IBM出身の渡辺祐樹さんが設立。

財務状況は?

資本金10億4000万円
三菱食品三越伊勢丹HD、TSI、はるやまHDと提携

Preferred Networks

www.preferred-networks.jp

何をしている?

交通システム、製造業、バイオヘルスケアの3事業領域。

いつ誰が作った?

2014年設立
社長: 西川徹
副社長: 岡野原大輔
CTO: 奥田遼介

財務状況は?

何も書いてないww

大手

ファナック

【決算】キーエンス EDINET

はじめに

前回に引き続き連結経営指標等を参考に調査していこうと思う。

EDINETに掲載されていたキーエンスの第50期 第2四半期(平成30年6月21日 ‐ 平成30年9月20日)の有価証券報告書を元に分析をしていく。 http://disclosure.edinet-fsa.go.jp/

企業情報

1.連結経営指標等

f:id:studystock:20181117100842p:plain 売上高が2939億円でとても大きな収益を上げている企業だが、 さらに驚くのは経常利益が1620億円であり経常利益率は55%にも達する。

一般に製造業では経常利益率が10%ほどあれば十分に収益性があるとされる中で、キーエンスの経常利益率は群を抜いている。

(ちなみに 経常利益 = 営業利益 + 営業外収益 ー 営業外費用)

純利益も1137億円であり自己資本比率も90%越えと盤石な財務基盤を持っていると言える。

また1株当たり四半期(当期)純利益は、937円/株(=純利益/発行済株式数)で2018年11月16日現在で株価は1株当たり60480円であることから 株価収益率(PER)は64倍であり、 電気機器業種の平均PERが25倍程度であることを考えると株価は割高と言えるだろう。

これはキーエンスが年々売上高、利益共に実績を伸ばしていることから投資家の株価上昇期待が高まっていることが原因だと思われる。

2.企業沿革

創業は1974年で東京証券取引所市場第一部上場。 本社は大阪にあり事業内容は電子機器の販売。

過去25年間の平均成長率は10%越えで45カ国にグローバル展開をしている。 過去5年間の海外事業の平均成長率は25%越えを達成している。 フォーブス誌による「世界で最も革新的な企業TOP100」に8年連続ランクイン。

3.従業員情報

連結従業員数は2018年3月現在で6602年で 平均年収は2088万円、平均年齢は36歳。

【決算】メルカリ_2018/06

はじめに

初回の投稿なのでまずは基本に忠実な調査をしていきたいと思う。

EDINETという金融庁が運営している有価証券報告書を開示するサイトでメルカリを検索した
http://disclosure.edinet-fsa.go.jp/

有価証券報告書-第6期(平成29年7月1日-平成30年6月30日)」が見つかったので今回の投稿ではこれを読み解いていきたいと思う

第一部 企業情報

第1 企業の概況

  1. 主要な経営指標等の推移
  2. 連結経営指標等 f:id:studystock:20181101123250p:plain 連結なのでメルカリ本社だけでなく子会社の業績もまとめて記載してある。上から順に見ていく。
    売上: 357億円すごい!!
    経常利益=営業利益+本業以外の利益=売上-本業にかかったコスト+本業以外の利益:-47億円
    売上あんなにあったのになぜ!?平成28年からずっと赤字だったのか。。。知らなかった
    包括利益=当期純利益+株価、為替、金利などによる保有資産の変動額: -70億円
    そもそも包括利益って見たことなかった。最近になって損益計算書に追加された項目で、純資産の増加分を表す指標らしい。
    純資産額: 544億円去年より500億円増えてるーー。上場したからかな。ずっと赤字なのにすごい
    総資産=純資産+負債: 1177億円去年が500億円くらいだから純資産の増分の影響で増加しているのか。つまり負債は増えても減ってもいない。
    自己資本比率=純資産/総資産: 46.2%健全

  3. 沿革
    創業が平成25年(2013年) 2014年1月アメリカ子会社を作る 東証マザーズに今年(2018年)の6月上場

特筆すべきはこれくらい
かなり初期に海外支社を作っていて驚いた

  1. 事業の内容
    販売手数料は商品代金の10%であり、販売手数料が当社グループの売上高として計上されます だそうです。10%か。。結構取られる

  2. 関係会社の状況
    f:id:studystock:20181021195359p:plain ロンドンとカリフォルニアにメルカリとメルペイの海外版がある。また株式会社ソウゾウが新規事業開発室のような位置づけであるようだ。

  3. 従業員の状況
    去年600人だったのが今年は1100人になっている。積極採用中らしい。
    平均年齢30歳、平均年収500万円。