投資のための社会勉強

株式投資をするために学んだことを記録する。業界、金融工学、税制度など

【決算】キーエンス EDINET

はじめに

前回に引き続き連結経営指標等を参考に調査していこうと思う。

EDINETに掲載されていたキーエンスの第50期 第2四半期(平成30年6月21日 ‐ 平成30年9月20日)の有価証券報告書を元に分析をしていく。 http://disclosure.edinet-fsa.go.jp/

企業情報

1.連結経営指標等

f:id:studystock:20181117100842p:plain 売上高が2939億円でとても大きな収益を上げている企業だが、 さらに驚くのは経常利益が1620億円であり経常利益率は55%にも達する。

一般に製造業では経常利益率が10%ほどあれば十分に収益性があるとされる中で、キーエンスの経常利益率は群を抜いている。

(ちなみに 経常利益 = 営業利益 + 営業外収益 ー 営業外費用)

純利益も1137億円であり自己資本比率も90%越えと盤石な財務基盤を持っていると言える。

また1株当たり四半期(当期)純利益は、937円/株(=純利益/発行済株式数)で2018年11月16日現在で株価は1株当たり60480円であることから 株価収益率(PER)は64倍であり、 電気機器業種の平均PERが25倍程度であることを考えると株価は割高と言えるだろう。

これはキーエンスが年々売上高、利益共に実績を伸ばしていることから投資家の株価上昇期待が高まっていることが原因だと思われる。

2.企業沿革

創業は1974年で東京証券取引所市場第一部上場。 本社は大阪にあり事業内容は電子機器の販売。

過去25年間の平均成長率は10%越えで45カ国にグローバル展開をしている。 過去5年間の海外事業の平均成長率は25%越えを達成している。 フォーブス誌による「世界で最も革新的な企業TOP100」に8年連続ランクイン。

3.従業員情報

連結従業員数は2018年3月現在で6602年で 平均年収は2088万円、平均年齢は36歳。